街かど彫刻ギャラリー
昭和61年から始めた国際文化交流事業の一環として、名古屋市の姉妹友好都市であるロスアンゼルス・メキシコシティ・南京・シドニーの4都市(※現在はトリノ市とランス市を加えた6都市)の著名作家の手による彫刻像をアムナットスクエア(朝日新聞社西隣)に建立しました。
そして平成9年に「アートインフォメーションモニュメント」が完成し、広小路通りの歩行者の皆さんに向けて彫刻像をご紹介できるようになりました。
また通り沿いの歩道の各所にも彫刻作品を配置しており、気軽にアートに接していただけるようになっています。お立ち寄りの際はぜひ実物をじっくりご覧ください。
アムナットスクエア
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「家族 絆(きずな)」
私にとって、この作品はそれぞれ家族がもつ伝統的な教えを一つの世代から次の新しい世代へと教え伝えてゆくことを意味します。
しかし単に家族の絆のみを象徴するばかりでなく、お互いの伝統と愛(相互理解)とをわかちあう姉妹都市(名古屋とロスアンゼルス)を象徴していると思いますが如何でしょうか。 -
「デコ女神」
アールデコ調の個性的な彫刻でオーストラリアで著名な作家、デコ女神像は女性の平和指向の優しい奉仕、包容力を象徴しています。
上品で慎み深いポーズの女神を創ることによって世界中の姉妹が共有するものに焦点を合わせました。
名古屋とシドニーが特別な姉妹友好都市であるように。 -
「3原素」空・水・土
現代メキシコの国際的著名作家。
この作品は、ファン・クルスの代表作で、母なる自然を表したもの。
手にとまる鳩は空であり、貝は水を表し、母子像は大地を意味します。 -
「吉祥天女」
中国の神話"仙女の手に吉祥の花を持って魔よけの神獅に騎座"を引用、日中両国の友好、平和、幸福を表現した。
名古屋の友好都市南京より吉祥天女が平和の花をかかげ神獅にまたがりAMMNAT SQUAREに降りたち日中友好の礎としてこの地に永住することとなった。
その他のエリア
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「望郷」
静止の中に時を越え、じっとたたずむ人は想いの地を忘れえない。
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「座」
過去・現在・未来を変わることのない愛をテーマに。
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「カメ」
この作品はおどけた人間の印象を亀の形を借りて表現しました。
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「希望の像」
宇宙船地球号(石の球体)の将来をになう少年少女に、夢と自然を大切にする心を託して表現している。
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「萌」
「萌」(もえる)は春の若芽がでるころの印象を若い女性の姿をかりて表現した。
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「恋人達」
仲の良い2人が醸しだすユーモラスな面とサロウな面を形象化した。
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「春の詩」
「春の詩」は御影石。植物を題材に季節を表現した氏の作品群の一つ。
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「樹」
林立する高層ビル、時の流れの中に古き良き時代のメルヘンの世界が蘇る。
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「航海」
「航海」は海のもつインターナショナルな愛をイメージにおき、それを若い娘の立像として表現した。
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「リボンの少女」
少女から女性へと移行する時期の美しさを表現している。
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「空」
「空」(くう)はブロンズ。木彫原型による作品。ひろがりを感じさせる抽象のモニュメント。